大倉山音楽美術センターでの絵画レッスンを1から紹介します。その5

query_builder 2021/10/30
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B13

絵画教室 固有色を描く


画面の構図が取れ、透視図法で作図が済んだら、画面に明暗を置きます。絵の明暗には二種類あります。まず物の色、すなわち固有色の明暗です。次に光との関係で生じる明暗すなわち影や奥行きによるトーンの変化です。固有色は画面上での相対的な関係なので、一番暗いのが黒、一番明るいのが白ということになります。濃い固有色は影のあとに描くと、影が消えてしまい再び影を探すことになるので濃い色ははじめに濃くしておきます。濃い固有色が描けたら、画面全体の色を決める手順です。トーンの描き始めは背景からです。背景の色がそれと接する色の発色に関係するからです。背景は必ずしもモチーフの置かれたとおりでなければならないということはありません。鉛筆デッサンでは白バックが多いのですが、絵画用の練習となるとやはり背景を設定したほうが良いでしょう。明るめ、暗め、作者の意図で、その日の気分で背景は自由に設定できます。


今回掲載している絵は固有色を特に注意してレッスンしたものです。白が一番明るいので瓶のラベルの部分は紙の白をそのまま利用し、絵の具箱の持ち手の部分や瓶のキャップの黒は木炭の出せる真っ黒までを使い、絵の具箱の中間の色をメイド分布を比例的に捉え区別して描いています。固有色は光の当たる部分での性質なので、影側での固有色は極端に黒くすることを避けましょう。固有色の明度を正確に表現する練習は特に色彩を扱ったときの発色を左右します。モチーフと比較ができるので、光による明暗よりは解り易いトーンです。

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