横浜 デッサン教室 / 石膏デッサンについて
石膏デッサンについて
基礎のデッサンで正方形や円筒や球の描き方を学びましたが、石膏デッサンではそれらの形態が複合的に混ざりあった場合の表現の仕方を考えます。石膏デッサンは人物や動物を描くときの要点を知るための勉強でもあります。動物も人も左右対称の形が多いので左右対称の形態を斜めから見たり見上げたりするとどのような微妙な変化があるのか、またその変化をどのように描いて伝えるのかを見つける勉強なのです。それ以外に基本的基礎的な形態の応用表現を学びます。実際の現実世界を構成するかたちは多様で複雑なのですが、絵では対象をそれらの形で捉えますから、解りやすく伝えやすい形に解釈する必要が生じます。どこをどの様に解釈し、どの様に表現してゆくのか、複雑なものを単純に、判りにくいものを判りやすくとか、背景が暗いモチーフのかたちを壊さず白い背景で表現するにはどうするのかとか、見上げたり、傾けたりした場合の表現の変化を考えたりと人や自然物を表現する時に生じる問題を予習しておくのに石膏デッサンは便利なのです。そして石膏デッサンに用いられる像はギリシャ・ローマの古典からルネッサンスの名作が中心ですから、各時代の造型思考を学ぶ機会にもなります。また同時にクリエイティブな形態を表現するときの手引ともなってくれます。生なモチーフですと配置や関係性において一回性が多く、時間を経て再度検討するのが難しいのですが、形体が固定され、変化しない石膏はデッサンの勉強を深めるには大変便利なのです。
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