大倉山音楽美術センターでの絵画レッスンを1から紹介します。その6
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2021/11/04
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陰影をつけて立体的に
影は光の当たらないところにできます。当たり前ですが、実際にモチーフを観察してみるといくつもの影があり、影が縞模様の用になっっていたりします。また、時間の経過で窓の光が弱くなり、室内の照明に切り替わって来ることもあります。描き始めと違う影になることもよくあります。絵ではそのために光を統一して置く必要があります。一つの絵に対しては一つの光源を決める、これが案外難しいのです。多くの光源がある室内のようなところでは、光源のない壁側が常に暗くなりますが、それでも一番強い主光線に光源を決めたほうが明暗を表現しやすくなります。
陰影をつけることで、シルエットであったモチーフが立体的に見えてきます。陰影の目的は光の方向を示すことなので、明暗が分かれる位置を強調して描きます。影の始まりにアクセントをおくことで影全体を真っ黒にしなくても光の強さを表現できます。ただし、明暗のトーンは画面の空間の中にあるので、背景に近いトーンは弱く、画面の前面にあるトーンは強く表現します。
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