横浜 絵画教室 / 児童絵画教室について
子どもの美術教室は3種類
最近問い合わせが多いので説明いたします。
子どもを対象とした美術教室には基本的に三種の形態があります。造形教室、児童画教室、絵画教室の三種です。それぞれ目的とするところが違いますし、教育としての根拠も異なります。
造形教室は絵の具、粘土、ガラクタ、布や段ボールなどでかたちをつくる作業を通して思考の柔軟性や計画性、自主性や自己肯定感を育成しようとしています。子供たちが自由に色や形を使って様々な造形作品を制作する場所です。絵画や工作、立体造形など、様々な表現に触れ、技法を学び、創造力や表現力を育むことを目的としています。子供たちは、自分のアイデアを形にする過程で、問題解決を探る能力や思考力を養うことが期待されています。
児童画教室は大人の世界とは違った子どもの感性に基づいた絵画、児童の成長に合わせた表現で子供らしい感性の記録を作ろうとします。児童画は、子供たちの成長と発達を映し出す鏡であり、子どもたちの成長の具合を記録し、大人たちに鑑賞してもらう良い機会となります。残念なのは子どもたちは児童画をあまり鑑賞しないことです。
絵画教室は基本的に年齢は関係ありません。絵の描き順、混色の仕方、影の作り方や立体の表現、空間や構図など絵画制作で必要な技術を順序よく学び身につけてゆきます。色や形が自分で自由に扱えるようになると描きたい絵のイメージも具体的で明確になり表現の意欲が湧いて来ます。
絵画教室は他の技能を習得するのと同じです。例えば、書道教室で筆の持ち方、筆の運び、文字の書き順などから入るように書を始める子にとりあえず自由に書きなさいなどとは言わず、止めだの撥ねだの筆使いの基本要素から伝え、練習し、文字に組み上げます。目的とする文字が大人が使う文字と子どもが使う文字とが書道では同じものだからです。文字という文化を継承するので、大人の字の書き方も子供の字の書き方も同じだからです。しかし、書道も凝ってくると子どもが描くような何処か稚拙な字のほうが味わいがあると感じるかもしれません。しかし、楷書を知らずに崩した字で勢いがあれば良しとするのが児童画の立場ですから、絵の基本的な描き方を教える絵画教室とは異なります。絵画教室は子どもであっても一般の絵画と同じ捉え方で絵を描くためのものです。
大人と同じ基準といっても児童に可能なことと不得手なことがあります。製図のような正確な作図とかストライプのような規則的な絵画には向いていませんが、色彩の調和や輝き、構図のバランス感などには一般の大人以上の成長があります。
絵で何を描くかは各自の感性ですが、絵の具や鉛筆をどのように使うか、形をどのように表すかは技術です。混色から生まれる多彩な色を経験し、自由に調合できるようになると自然物の色やかたちの観察も可能になってきます。対象の形や様態を観察する姿勢が生まれます。
当教室は絵画教室です。大人のように描き、大人のように作品を鑑賞する基準を身につける子どものための絵画教室です。絵のための教室です。
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